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	<title>ビートル  |  momotanの破天荒エッセイ</title>
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		<title>嵐の中ビートルは走る！</title>
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		<dc:creator><![CDATA[momotan]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 20 Oct 2020 21:23:33 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[嵐の中ビートルは走る！]]></category>
		<category><![CDATA[エッセイ]]></category>
		<category><![CDATA[ビートル]]></category>
		<category><![CDATA[ボーイング９２９]]></category>
		<category><![CDATA[博多国際ターミナル]]></category>
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<p>飛行機も早くて快適だが、たまには飛行機を製造しているボーイング社の運航船舶ボーイング929の旅客型の水上ジェット機のビートル (Beetle) に乗って、時速７０㎞で約３時間弱かけて、博多から釜山に家族で行こうということになった。全没翼型水中翼船と呼ばれるタイプの水中翼船のため、船体の揺れはほとんどないという水上ジェットの旅だ。</p>



<figure class="wp-block-image is-resized is-style-default"><img fetchpriority="high" decoding="async" src="https://assets.st-note.com/production/uploads/images/37125422/picture_pc_5e070952e70968b8cdcc146dfeb0e991.png" alt="画像1" width="562" height="417"/></figure>



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<p>あいにくその日は、台風が接近していたため欠航が予想されたが、博多港国際ターミナルに行くと、どうやら欠航ではないようだった。ただ、運航条件付で、途中で引き返すこともあるというものだった。</p>



<p>私たちは、ビートルの２階席の中央のテレビがついている壁の後ろの座席に並んで座った。出航されてしばらくすると予想以上に揺れ始めた。揺れは時間の経過ごとにひどくなっていった。出航して１時間経過した頃、船体はミシミシと音が鳴りだし、船体がバラバラになるのではないかというくらいの音までした瞬間もあった。左右に大きく傾き、上に下に大揺れが始まった。揺れは納まることはなく、揺れはますますひどくなる一方だ。船体が大きく横に傾いた時、通常は窓から海が見えるものだが、空が見えた。船体が大きく傾き、水の中に深く沈み、大きく浮き上がり、アップダウンが繰り返えされ、まるで鋭角に角度を変えたジェットコースターの一番上から一気に下がる感覚だ！その度に船内からは、大きな悲鳴があがっていた。船底からも聞いたことのないような何かにぶつかるような音もして、恐怖心をあおっていた。</p>



<p>気分の悪くなる人が続出していたため、クルーがビニール袋を配布しはじめたが、船内を歩くことは不可能なほどの大揺れだ。クル―は座席につかまりながら、椅子にぶつかりながら体も大きく揺らされ歩けない様子だ。それでもビニール袋を配っていたが間に合わない。私達の座っている席の斜め右の窓側ではなく外側に座っていた人が、何度も空咳を繰り返し、遠目で見ても顔色は少し青かった。次第にこんなに顔色が青くなるのもかと思うほど、みるみるまっ青な顔に変わっていった。座席の前に紙袋が入っていたので、その人に全部渡したが、すぐに使い終わり紙袋は散乱し、船が上から下に揺れるのと同時に今度は服を汚しながら、床に吐きながら、そのままうなだれてしまった。その隣の人も同じく、左側の座席の人たちも同様に、ビニール袋等が間に合えばそれに。間に合わなければ、抑えきれず吐いてしまっていた。実際２時間以上想像以上の大揺れが継続的に続けば、このような状況になっても全くおかしくない。船の大揺れに加え、嗚咽の声によっての連鎖でもう船内は大変な事態になっていた。船も引き返そうか迷ったに違いないが、引き返すことなく、そのまま大揺れを繰り返しながら、海の波にのまれながら前進していた。</p>



<p>横に座っているパートナーのさぶは無口だ。少々青い顔をして目をつむっていた。「大丈夫？」と聞けば、「今は話せない。」と言って、辛そうにまた目をつむっていた。後で聞いたその時の話だが、「自分が車で運転しているように、シュミレーションして、船が沈めば、今度は上昇するから、それを予想して、船の動きと同化してながら乗り切っていた。あの時、話をしていたらもう駄目だったかもしれない。」と言っていた。</p>



<p>娘の顔色は？大丈夫そうだ。私もなんだか平気かもしれない。娘と顏を見合わせながら、こんなに揺れるのに、どうして船に酔わないのかと不思議に思い話をしていた。その結果、日頃さぶの車の運転は、あまり上手なほうではなく、正直に言うと下手かもしれない。少し前は、電灯のない暗い駐車場で車を発進させてすぐに何かに大きくぶつかり乗り上げたようになって、慌ててバックしたら、バンパーごと取れ、それに驚いて後退したら、今度は後ろの太いポールに思いっきりぶつかり、車は大きく凹みリヤガラスは飛び散っていた。ぶつかる衝撃も度々体に受けていたことから、“私達は衝撃に慣れているかも・・・。”という結論に至った。衝撃免疫力？と言いながら、娘とこっそり笑ってしまった。</p>



<p>そのままトータル２時間半近く揺れながら、釜山港の手前３０分ほどの距離に近づくと揺れは次第に納まっていった。皆安堵の表情で、お互いの心配をして声掛けの声が聞こえた。ビートル本来の揺れない船体に戻っていた。さっきまでの大揺れがなかったかのような、なんて静かでなめらかな走りなのだろう。車よりも揺れない。釜山は晴れていた。</p>



<p>無事到着した。荷物は、１階席の１番後ろの荷物台に置いていたため、荷物を取りに向かったが、２階よりも悲惨な状態が１階の床に広がっていた。船は２階よりも１階のほうが揺れがひどかったのだろうかと不思議に思いながら、船から降りて順路に沿って歩き、税関を通り、荷物検査をして外に。ほっとして、ようやく外の空気を吸うことができた。気持ちがいい。</p>



<p>今回は、船は引き返すことなく無事に着きましたが、今後はこのような状況の時は、船に乗らない選択も必要だと家族で話をしました。帰りのビートルは、全く揺れることなく快適な３時間の船の旅で、ほっとしました。</p>



<p><span class="marker-under-red">ここまで、読んでいただきありがとうございました。</span></p>



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