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さぶの休日

  • さぶの心配性
  • 我が家のメンテナンス部員
  • 庭の剪定
  • 田んぼに落ちる
  • 台風

さぶの心配性

3月下旬頃から4月下旬頃までは、ドラッグストアにもマスクは品切れ状態が続き、ネットで可愛いマスクを購入してエチルアルコールを持って、十分気をつけながら食料品を買いに外出していたが、やがて徐々に食料品の買い出しに出かける回数も減り、またまた家でのまったり生活を過ごした。実はさぶは、途方もないほど心配性で、良く言えば粘り強く、反対に言ってみれば、しつこさがこの上なく強い方かもしれない。この心配性のおかげで「コロナに感染したら大変なことになるから、買い物は自分が行く」と言って、買い物までもさぶの役目になった。少し考えてみて!さぶがコロナウィルスに感染すれば家族みな感染するのではないだろうか。と思いながらも、外は猛暑。日焼けはお肌の大敵ということで、ますます外出自粛。

もうひとつのさぶの性格は心配性。心配の種をまいて水まであげて育ててしまう。ちょっと肩が凝ったと言えば、すぐに処置を施し、倒れたらいかんからとそれこそ、肩のコリってどこ?というくらいのレベルまでに仕上げてくれる。私は、少々血圧が高めで、そのせいか他の要因かは不明だが、頭が痛いと言えば、「血圧は?」血圧を測り終えると「少し高いなあ。」とネットで覚えた“血圧を下げるマッサージ”を血圧が安定するまであのツボこのツボと、介抱体制は万全で、お蔭ですこぶる健康でいられる。お腹が減ったと言えば、「何が食べたい?」と聞かれ「サンドイッチ」と言えばサンドイッチと氷いっぱいのアイスコーヒーにピンクのストローも添えて、居間に座っていれば居間まで宅配してくれる。ホント神。

                

我が家のメンテナンス部員

我が家の家電製品は、すべて長い年月よくがんばって活躍してくれている。洗濯機・冷蔵庫・オーブンレンジにおいては約17年。つい先日まで全く壊れなかったが、さすがに年月には勝てなかった。ついに壊れてしまった。しかし、我が家の腕のいいメンテナンス部員は、いとも簡単に直してしまう。工学部出身なわけでもなく、そんなに機械に詳しいわけではないようだが、ネットで調べながら直してしまう。驚きだ!つい先日もお風呂の電気がつかない。電球を代えても点灯しないのだ。結局、何が原因かは不明だったが、さぶがあれこれいじって分解してまた組み立てていたら、お風呂の電気は点灯するではないか。ホント!そのハンドパワーには感心する。

さぶの担当のスーパーの買い出しひとつにしても「今日はここの野菜や卵が質が良く安い!」と。ご近所の井戸端会議にひとりほしいくらいの情報量を有し“家計に優しい知恵”をもっているのは、もうすでに言うまでもないかもしれない。

庭の剪定

我が家の家の敷地は少々大型だ。150坪の敷地の約半分は家だが、その半分は庭である。その植木の量も多いが、半端じゃあないほどよく伸びる。ご近所は老人の方が多く、皆さん我が家の植木事情が気になるらしく、その一人の老人は、歯に衣を着せない気さくな面白い人だが、我が家の庭を見て、「なんもならん木ばっかりだから、もっと切ちゃえ。もっともっと切った方がいい。すぐに伸びるで。」と。他の方々も庭の剪定がはじまるとなぜか応援に加わりながら「もっと、根元からでも切っても伸びてくるで。もっと。」多々の応援アドバイスをもらいながら、せっせとさぶ一人で剪定に励む。確かに、本当に何の実もならない木ばかりだ。よくもこんなになんにもならない木があることだと感心する。結局、何にもならない木をせっせと植えた人がいたのも事実だが。そのなんにもならない木だが、実は、鳥たちとっては安眠の地なのだ。鳥の巣がその何んにもならない葉っぱで茂った木の枝に幾つかつくられている。朝の鳥のさえずりもかなり賑やかだ。一回の剪定で木と葉の量は、ゴミ袋約20袋近くはあるため、かなりの時間と労力を要する作業だ。

田んぼに落ちる

家の近くには、児童館があり、外でよく子供たちが遊んでいる。その楽しそうな甲高い女の子の悲鳴にも似たような笑い声や逃げ惑いながら嬉しそうに大声を出しながら“キャッキャッ”した子供の声は、聴いていて平和な日常に華を添えるような感覚で聞こえてきて、なかなかいいものだと思っている。ある日、その子供たちが遊んでいたボールが田んぼに入ってしまったようだ。ボールは田んぼの畔からとれない場所にあった。近所の何人かの老人がそのボールを取ってあげようとしたらしいが、ボールは遠く、苦戦の結果断念したようだ。その様子をまだ知らなかったさぶは、裏庭で車の洗車をはじめる支度をし、車まで行ったら、子供が駆け寄ってきて「おじさん。ボールとれん?」と言われ、急いで家の倉庫からタモを探し、ボールをとってあげようとしたが、タモでも取れないほどそのボールは遠かった。さぶは、タモと剪定で捨てられなかった太い木の枝を接続し無事ボールは捕れたようだ。しかしボールが捕れた後、ボールは捕れたにも関わらず、さぶは田んぼに落ちてしまったのだ。どうやら体のバランスを崩したようだ。その後、汚れたついでに浄化槽の蓋をあけてバクテリアを入れながら水を加えていた最中、ホースの水の勢いが強すぎて、浄化槽からの返りしぶきが直撃したようだ。結局泥と浄化槽の汚れにまみれながら、玄関に入って来た。「ゴミ袋がほしい。持ってきて。」と言われた。ゴミ袋を広げると、来ていたTシャツなどを入れ始めた。そこで、そのごみ袋の中に「さぶも入る?」と聞くと、「さぶは、洗えばまだ使える。」と笑いながら、お風呂で泥を洗い流し、また裏庭に向かった。洗車をはじめると、近所の老人に「あのボールは、取れそうで捕れんかったで、わしはあきらめたわ。よく捕れたね~。」と言われすっかり気を良くし、車の洗車を続けた。とにかく親切なのだ。今までも困っている人を見るとよく手を差し伸べている様子を目撃していた。

台風

またまたある日の夕方のこと。もうすぐ台風が接近するから、少し食料を買いに行くと言われ、私も必要な物があったので、一緒に行くことにした。雨が降ることがわかっていたのに、さぶは「まだ大丈夫だ」とたかをくくり傘を持ってこなかった。私は傘を持ってスーパーに入った。

スーパーに入る前には、まだ雨は、降ってなかったが、買い物を終えスーパーから出ると、すごい風と豪雨だった。スーパーの店先にさぶ同様たかをくくった人が3人くらい買い物カートを引きながら身動きが取れない状態で駐車場を見ていた。さぶは、困って身動きが取れない方々を私の傘をさして、車に1人ずつ連れて行っては帰り、また連れて行っては帰って来た。横殴りの雨だからすでに傘の役目はないと思われた。びしょびしょになりながら、傘をさして走りながら自分の車に乗り、車を私のいるスーパーの店先まで寄せて、私に傘を渡し、さぶは濡れながら荷物をトランクに入れて、私はその傘をさしながら車に乗り込んだ。さぶはもうシャワーを浴びたように髪の毛から水がしたたり落ちていた。濡れた髪の毛や服をタオルで拭きながらその後、家に戻ろうとしたら、道の真ん中で車が立ち往生しているではないか。早速さぶの出番だろうと思った次の瞬間、、車を止めてその車を豪雨の中押して車を脇に寄せるのを手伝っていた。特別ではなくこれはいつもの光景なのだ。それがさぶなのだ。

ここまで読んでくださってありがとうございます

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