宇宙エネルギーそれはプラーナ【短編小説】

何十年か前から約20万年~30万年に一回の割合で起こるとされている、地球のS極とN極が入れ替わる“知磁気の逆転”であるポールシフトが起こると全世界の科学者によって予想されていた。実際には、残念ながら何か起こるかまでの解明には至っていなかった。


時は、西暦2100年を迎える3日前のことだった。その日の日本時間AM11:13ポールシフトがとうとう起こったのだ。世界各地に激震が走り、マグネチュード9クラスの巨大地震が世界各国で起こり、都市は壊滅状態になり、津波が街を飲み込み、巨大地震とともに、世界中の巨大カルデアと称される火山がいっせいに噴火し、世界は、1000℃を超える煮えたぎる溶岩に一瞬にして包まれようとしていた。日本では、富士山をはじめ、東京都小笠原にある硫黄島の火山、熊本県の阿蘇山が世界が終わったかのような壊滅的な噴火を始めた。世界では、インドネシアのカメルーン山や、イタリアのポポカテペルト山、全世界のすべての巨大カルデアを持つ山が、次々に時間差なく噴火した。噴火が始まり、わずか2~3時間で火砕硫が街々を飲み込み、火山灰で世界が覆い尽くされた。

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避難警報やサイレンが嵐のように鳴り響き、他は何も聞こえないほどのサイレンだけが響きわたっていた。その頃はすでに、電子機器に影響が出始め、携帯もテレビもラジオも全て遮断される事態となった。その時刻私は家の中にいたが、とっさに左手に携帯を持ち、そのまま外に出てみたが、噴火の火山灰で前は見えず、灼熱に耐えられないほどの外気温度を感じながら、人の気配のする方に、地震で出来た地面の亀裂を避け、足元に注意しながらゆっくり歩いて行った先には、人々は逃げ惑い、地下道に逃げる人、川に飛び込む人、海に飛び込む人、走って逃げる人、互いにぶつかりながら先を急ぎ、右往左往しながら熱風を避けながら、走って逃げるしか生き延びる道はなかった。

まさにノストラダムスの大予言のように、空から恐怖の大王が真っ赤になって降りて来てしまった地獄絵図そのまま。人類は滅亡寸前の状況。左手に持っていたスマホなど何の役にもたたないが、仕事に行っている家族との連絡が取りたい一心できつく握りしめながら、火山灰の中を真っ黒になりながら走っていた。目の前で、崩れゆくビルやマンションを横目に、文明の崩壊を目の当たりに絶望感に打ちのめされながらも、どこが安全なのか皆目わからず、走りながら勢いよく転び膝から血が流れた。酷い転び方をして、歩くこともままならない足をひきずりながら、安全な地を求めて走りながら、神様に「助けてください。」と心の中で泣きながら叫んでいた。その頃、全世界の人々が神様に助けを求めはじめていた。

その時、奇跡が起こったのだ。世界の人々の願いどおり、八百万の神々が白い着物のような服を身にまとい、美しい神様が空から次々に舞い降り始めた。神様と人間は次元が違う世界にいたが、ポールシフトによって次元にゆがみが生じ、今まで人間の目では見ることのできなかった神様を見ることができるようになっていた。神様達は、宙に浮いていた。その次の瞬間、さまざまな形の見たこともないような宇宙船が空を覆いつくし、灰色の長方形の形の宇宙船が何色もの光を放ちながら噴火している火山に近づき、ビーム光線のような青白い光を幾重にも噴射しながら、巨大ドーム型バリアのようなものが出来上がり、完全に火山を覆い、神々も火山に一斉に飛んで行き、火山の噴火を止めている様子を逃げる足を止めて、立ちつくしながら茫然としながら見ていた。

神の力によって、全宇宙から地球に宇宙船が集まったのだ。もともと地球にいた宇宙人も地球にいるすべての生命を助け出してくれようとしていた。

その後すぐに、次々と宇宙人が地上に舞い降り、土の中からも海からも、空間からも見たことのない人型ではない、ゲゲゲの鬼太郎に登場する塗り壁のような3メートル以上もあるような白い長方形の形の宇宙人や、60階のビルの高さくらいはあるスケルトン型の壁のような宇宙人や、鳥の頭を持ち、背中に大きな羽根が生えていたり、スライムのようなゼリーのような形を持たない宇宙人。ネットで見たことのある人型のグレイの宇宙人や、見たことのない生物体の宇宙人、巨大スフィンクスも次々と現れ、私達人間を宇宙船にテレポーテーションで一瞬のうちに連れて行って、地上からすべての地球人を救出してくれていたのだ。あまりの熱さに気絶した人も、倒れている人も、火山灰で息ができず、窒息寸前の人や、パニックを起こしている人々も宇宙船に一瞬で運ばれていた。皆人類は、気がつけば宇宙船に乗っていた。

宇宙船の窓から地上を見下ろすと、火山灰で何も見えない。あの瑠璃色の青い地球や便利だった暮らしや大好きな物や私達の文明はもうないのだと絶望を感じながら、左手に握りしめていたスマホから音がした。画面には、家族の名前が表示されていた。急いでスマホを耳に当て、家族の声を聴き、涙が溢れながら心臓の鼓動が速くなって、言葉にならない時間が過ぎていきながら、ようやく我に返り、家族の無事を確かめることができ、安堵と嬉しさで胸は一杯だった。その様子を見ていた他の人々も、スマホを使い、家族に連絡していた。宇宙船では、どれだけの人数が携帯を使ってもダウンすることはなく、使うことができたのだった。皆安堵と歓声を上げ、どんな奇跡が起こっているのか把握し始めていた。


火傷を負って重傷な人も、骨折したり、傷だらけの人々は、宇宙船の一箇所に集められ、宇宙人が治療をしてくれるということを、小さな子供のような人型をしていて、全身は白く、目や鼻や口などはなく、のっぺらぼうの宇宙人がその国々の人の言語で「治療をします。移動してください。」と、私には日本語で話してくれた。転んで膝からたくさんの血が出ていて、案内された部屋に入り、入り口に機械装置のようなところに、額を当てられ、その機械装置の奥の部屋に気が付けば移動していた。ただその部屋に入っていただけで、膝から出ていた血も傷も一瞬で無くなり、痛みもない。傷は恐ろしい速度で回復していた。火傷した人も、一瞬できれいに治っていて、傷跡1つない肌になっていた。骨折した人も同様に、一瞬で回復し、気絶していた人も起き上がっていた。

不思議に思い、どうなっているのかと考えていたら、頭の中に大きな光が一瞬光って、頭の中から声が聞こえてきた。その声は、機械的な感じだが、透きとおっていて、低音の聞き取りやすい不思議な声だった。
『あなたの顔の眉間の間にある第六チャクラを開いた。今いる部屋はプラーナが高濃度で充満している宇宙エネルギーの中にいる。第六チャクラを通して、プラーナが体の中に入って、膝を治療した。ここにいれば、喉の渇きも空腹感もないだろう。』

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もっと詳しく知りたいと思った瞬間また声が聞こえた。
『あなた方の松果体は、食品添加物や農薬、フッ素、電磁波、アルコールによって衰退している状態だった。第六チャクラが閉じている状態にあるから、先ほど、あなたの額に当てた装置で、松果体を活性化し、第六チャクラを開いた状態にした。するとすべての病気が治癒されやすくなり、開いた第六チャクラからプラーナを入れると体の治癒能力は高くなる。第六チャクラが開いたから、頭の中で声が聞こえるようになったのだ。目に見えない領域の世界と現実世界をつなげることも可能になるのだ。』

プラーナとは何?と思ったらまた声がした。
『プラーナは、あなた方の地球でも、針葉樹林の森や綺麗な水が流れているところにたくさん溢れていて、プラーナを体に摂り入れていたのだ。森林浴をして気持ち良いと感じることがあっただろう。その時プラーナが呼吸によって体に入っていたはずだ。プラーナは、空間に存在するだけではない。あなた方が食べている食べ物の中にもプラーナは含まれている。発酵食品、木の実、生野菜、豆、蜂蜜や、などで、酵素が多く細胞が生きている生の食べ物が、自然により近く吸収率や栄養効果の高い野菜ほどプラーナが存在している。プラーナを食べていれば、体は健康になる。プラーナは宇宙エネルギーだ。そして、体の治癒能力を高めることができる。ここでは、地球のプラーナの計り知れない量が存在している。地球単位にないほどの高濃度の中にあなた方はいる。周りの人をみてごらん。自分を外側から見てごらん。若返っている姿だろう。本来あなた方の体は、食べ物や飲み物を一切口にせず、宇宙のエネルギーであるプラーナと太陽エネルギーだけで生きていける体にもともとデザインされているのだ。』

病気も治すことができるのか?と疑問を持った時。
『あなた方の体は、病気にならない体に設計がされていたが、本来のデザインされている機能はみるみる衰退し、大気汚染や食品や汚染された水など。さまざまに悪影響を体に及ぼし、病気が作られていったのだ。歯もそうだろう。虫歯にならない永久歯のはずだが、虫歯になっているだろう。歯の病気もさまざまだろう。歯と同様に体も病気になるようになっていったのだ。体の中に石灰も大量に蓄積されているようだ。自然と共存しながら生きていけるように作られたのが人間の体なのだ。本来持っている体に備わった機能を十分に生かしながら暮らせば、病気は存在しない。』

環境汚染という言葉が頭に浮かんだ後、
『あなた方は、地球環境に逆らった素材をたくさん生み出した。その1つは、プラスチック素材。そしてフリース素材を作った。フリース素材を着なくては、人体は温かくなかったのだろうか。海もプラスチックで汚し、海に住む者たちも苦しめ、人間もプラスチックを食べていた。プラスチックを食べるとは想定外のことだ。病気にもなる。』

どうしたらいいのだろうと思った。
『あなた方は、今少しずつ知ることが出来てきたが、あなた方の地球には、今までのあなた方には目に見えないフリーエネルギーが充満しているのだ。最近水素をようやく扱えるようになっただろう。化石燃料など使わずとも、あなた方の未知なるフリーエネルギーは、地球にたくさんある。』

これから私たちの地球はどうなっていくのか?と思っていたら、
『頭の中で地球を見てごらん。遠くの物や入れ物に入っている外側から確認することができない物を視る力である千里眼も、壁などをすり抜けて自分が思う所にテレポートができる能力も第六チャクラが開いたことであなたの中にある。光とエネルギーにより形成された、架空世界を旅することもできる。フリーエネルギーも手に取ることもできる。』

頭の中の映像を見ると、神と宇宙艦隊が、巨大カルデラ噴火を沈め終わっていた。神々が手を広げた瞬間、宮崎駿の“もののけ姫”に出てくる、でーたらぼっちのように、山から流れ出た溶岩も火山灰も全て、野原に飲み込まれていった。緑の草に赤や黄色やオレンジの色鮮やかな花に覆いつくされて、森が作られ、林が作られ、海も青さを取り戻し、小鳥が飛んでいる風景が見えた。神様は、何でもできると本で読んだことがあるが、何でも実現可能な万能な神なのだ。神々の様子を見て、神が地球を創造したということも間違いない事実だったことを知る。そして、宇宙人もいつも私たちのいる所に所同じくして、見えなかっただけで、横にいたことを知り、驚きを隠せない。次元が違うということは、目に見えないことなのだ。目に見えるものしか信用できない私達人類からの脱皮の日でもあった。

その後、宇宙人のテレポーテーション機能によって全地球人は、再び地上に下ろされた。このポールシフトで誰一人傷つくことはなかったと宇宙人から聞いた。私自身、膝の怪我も治り、真っ黒だった体も衣服も元通りになっていた。各々の家族の再会が実現され、元気に対面が出来たことを神と宇宙人に深く感謝した。

地上は、一面の野原と色とりどりのお花畑。その中に居ながらも、どのように暮らしが成り立つのかと不安に思っていたら、宇宙船の中での声が聞こえてきた。
『あなた方は知らないが、太古の昔から、人間は宇宙人と共に共存しながら暮らしていたことを伝えておく。エジプトのピラミッドも、スフィンクス型宇宙人が1日で作り上げたもの。ピラミッドの作者として、スフィンクス型宇宙人は自分と同じ等身大のスフィンクスをピラミッド付近に配置したようだ。その後、他の宇宙人も面白がって、ピラミッドの作り比べを楽しんだ後、地球にもピラミッドを残したが、作ったかなりの数のピラミッドを宇宙船に乗せて運んで持ち帰ったこともあった。その後、ピラミッドを作った宇宙人を見ていた人間は、ピラミッドの石にその宇宙人の姿を掘り残した。今でもピラミッドに残っているだろう。

人間の先進的すべての暮らしの中の電気も飛行機も車もネットも便利な生活も全て、宇宙人が人間にヒントを与えて作り上げたもの。これからは、ヒントだけではなく、身近に宇宙人のテクノロジーに触れながら、想像をはるかに超えながら暮らしていけるようになるだろう。
今からの暮らしは、人間だけではない。もう次元変更がされた世界のはじまりなのだから、神々と宇宙人と共存して暮らせばより良く、健康で幸福な暮らしができるだろう。人間のために宇宙船にあったプラーナ装置も地球上に配置されるだろう。このプラーナがあなた方の言葉で言えば、先進医療となる。食生活も全てが今までとは変わっていくようになる。人間の寿命の長さも長くなる。』

宇宙人の話を聞きながら、仰天しながらも、1つずつ納得しながら、これからの未来に胸弾み、想像できないほどの豊かな暮らしに想いを馳せて、その実現に、神と宇宙人と全人類に心から乾杯を捧げた。

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