幸せの瞬間

中学の入学式当時の朝、娘の成長の喜びを胸に、新たな人生の一歩を迎える娘と、一緒に入学式に参加できることは、幸せの瞬間だった。自然に笑顔になれる清々しい朝を迎えることが出来たことに深く感謝した。

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車で娘と学校に向かい、学校の指定の駐車場に着くと、そこに駐車されていた車は、ロールスロイス、フェラーリ―、ポルシェ、ジャガーなど、名車と呼ばれるクラッシックカ―をはじめ最新の車まで、まるで輸入車ショーさながらのメンバー構成だ。ベンツやBMWも数々駐車されていたが、普通の感覚の車に見えてしまうという驚きの光景が広がっていた。

学校に到着すると、そこはセレブパーティーが繰り広げられていた。両親揃って出席されている人も多く、父親はブランドスーツに身を包み、胸ポケットには華やかな色のポケットチーフを差し、手にはビデオを持ち、娘や息子と語らいの時間を過ごしていた。母親は、黒色の基調の着物に白やピンクの桜が艶やかに吹雪いている、1度見たら2度と忘れないであろうと思われる創作着物や多彩なドレスを纏って、嬉しさいっぱいの参列だ。中学の父兄席も駐車場の光景がそのまま広がっていた。本来、そういう学校ではないのだが、たまたま娘の学年だけが意外性のある家庭が多く集まったようだ。確かに意外性は高かったが、父母だけではなく、祖父母も多く参加しており、一同子供達と参列できる入学式を心から喜んでいる様子は、子供を想う気持ちは誰もが同じだった。娘の入学式の最中、普段はあまり撮影しない私も撮影に熱が入り、最後は校庭で娘と何枚も記念撮影をして、晴れの日の記念をたくさん残した。

娘は、中学生活にも慣れて、友人同士のお泊り会も盛んになっていった。娘が友人の家泊りに行った日のこと。友人の父親に連れられ、友人とケーキを買い行った時、友人の父親は、ケーキのショウウィンドーを覗き込み、端から端までのケーキを全て大人買いをし、夕食は有名店での焼肉で、翌日は球場に野球観戦に行き、娘の席の隣には、野球の監督夫人の席というお泊り会だったようだ。その話を聞き、友人の両親は、娘と一緒に楽しめるように事前に計画を立てて、体験をさせてくれたのだ。自身の娘の友達までも、もてなす心に感謝した。

そんな一連の意外性の高い経験をしている娘に、“経験は力なり”という言葉を伝えた。人生でさまざまな経験の中で、意外な出来事も自身の力にしていくことこそが、学びであるし、自己の成長にも繋がると考えたからだ。小学校の頃は、コップ半分の水を入れ、実際にコップの水を目の前にし、この水の量をどのように捉えるかというとレクチャーをしたことがあった。コップの半分の水を少ないと捉えるか、多くあると捉えるかで、物の見方や価値観も大きく異なってくるはずだ。コップの水を少ないと捉えれば、人生の中での見方も、不平が生まれやすく、足りないを背負い、足りない上に思考を重ねてしまうだろう。逆に、コップの水を多いと捉えることが出来たならば、人生の捉え方も満足の土台の上で、物事を見ることができるだろう。そうなれば、どんな時も満足や喜びや感謝の土台で、物事を見ていくことができるだろう。自身の思う力と豊かな心を大切にして欲しいと願った。

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最近、中学の同級生の結婚式に出席することになり、結婚式に向かう途中で中学の担任の先生と合流した時のことだ。その結婚式は、通常のタキシードなどの服装ではなく、指定された服装のテーマがあったため、そのテーマにふさわしいかどうか担任の先生は、着ている服とは別に2着ほど用意をしてきて、先生は「どれがいいかな?迷って、一応他にも持ってきた。」という。娘は「何着てるとかじゃないから。服じゃあないよ。祝福する気持ちを持ち寄ることが大切だと思うけど?」と言ったそうだ。
先生は、「お前、いい事言うなあ。その通りだよな。服じゃない!気持ち!気持ち!」と、着ていた服で参加したという話を聞いた時、その先生との信頼関係性や先生に対しても、素直に思うことが言え、娘の祝福の価値観が嬉しかった。

子育ては、環境に左右されることも多々あるかと思います。その環境にもやや適合しながら、環境だけに決して左右されることなく、子育てできたらいいなぁと思いました。そして、幸せの瞬間は、まだまだ続いて行くかと思います。そんな幸せの瞬間を共に、大切な時間として過ごしていきたいと思います。

ここまで、読んでいただきましてありがとうございました。

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