田舎暮らし

我が家の立地は、建っている家もまばらで、空き地や田んぼも多く、田舎だ。家の庭には、驚くことにモグラがいるようだ。庭に所々に穴が空いていて、なんだろうとは思いながら洗濯物を干していたら、隣人のおじいさんが、丁度庭に出てきて、庭の穴の話になった。「その穴モグラだよ。私んところも穴だらけで、この前モグラ見たよ。畑荒らされてね~。イタチもこの前見たよ。」と慣れています。普通だよ風にいうが、全く慣れていない私がいた。モグラと聞くと、なんとなく可愛いイメージを持っていたが、いざ庭に出没となるとイメージは一掃された。その上、イタチまでいたなんて知らなかった。出没する動物や昆虫にも季節があるようで、ある時、小さい生まれたばかりの赤ちゃんヤモリがガラス戸に引っ付いていて、ガラス越しに見ながら娘は「ヤモリの赤ちゃん可愛い。」と言っていたが、お手洗いでヤモリが出現したら、思いっきり悲鳴をあげていた。少し前、車のタイヤに蝉の抜け殻が引っ付いているのを見て、蝉の殻は黄金色をしているんだ!と珍しさのあまり写真を撮ってみたりと、田舎暮らしもいろいろある。

引っ越ししてきて7年になるが、小動物も昆虫も多いが、とにかく居心地がいい。周りの人たちもいい人ばかりだ。田舎特有の傾向で、車がないと不便なことから、日中でも人が歩いている人をまず見たこともはない。夜はPM8以降は車はまばらになる。夜中近くになれば車はもう走っていない。車の運転も譲り合う心で運転している人が多く、どうぞ!どうぞ!の精神で、譲り合い過ぎて返って危ないくらいになってしまうほどだ。それでも、いつも優しい気持ちにさせてくれる人達ばかりだ。娘も免許取り立ての初心者マークの時、薬局の駐車場が混んでいて、1台だけ空いている所を見つけたが、両脇と前にも車が停まっていて、なかなかうまく駐車できず四苦八苦していたら、買い物を終えて駐車場に戻ってきた人達が、次々に集まって来て駐車できるように、「右にきって。そのまま。」と声をかけながら誘導してくれて、駐車できた時は歓声があがったそうだ。

スーパーも普通では考えられないと思うが、閉店時間はPM8だ。スーパーのお手洗いには、毎日違う花とメッセージも飾られていて、花も優しいメッセージも心を和ませる。そのスーパーで買い物をして、家に帰ってきたら買ったつもりの卵が見当たらない。レシートを見ても卵は購入していることから、スーパーの荷物台に忘れてきてしまったのだろうと思い、スーパーに戻って荷物台を見たが見当たらなかったため、店の人に聞いてみたら、「サービスカウンターにありますよ。」と教えてもらい、すぐそこのサービスカウンターだったが、先導されサービスカウンターの前に行くと、待ってましたとばかりに「卵ですね。届いてますよ。よかったですね~。」と、サービスセンターの奥で作業していた人までが「よかったですね~。」と皆揃って笑顔で声をかけてくれるのだ。荷物台で卵に気づいた人がサービスカウンターに持って行ってくれる親切心にも感謝したが、卵1パックでそこまで、3名の従業員が「よかったですね~。」と声をかけてくれるのだ。大阪弁で言ったら「ありえへんことやろ!」tおいうほど、有難いことだった。その他、生魚の中に長いミミズのような寄生虫が入っていたことがあって、一応お店に電話連絡してみたら、家まで替えの生魚と贈答品用の大きな箱に入ったチョコレートまで持参してそんなに謝らなくてもいいのにと思うほどだった。

家の近くのコンビニで、700円以上買ったらくじを引けるというキャンペーンをしていて、抽選箱でくじを引いたが、はずれだった。お店の人も一緒になってはずれを悔しがり、もう1回どうぞ!と言うので、それならお言葉に甘えて引かせてもらったが、同じくはずれ。今度は当たるまでどうぞ!と言う。『もう、当たるまでお言葉に大甘えさせてもらいましょう』という意気込みで、当たるまで引かせてもらった。大阪弁で言ったら「ありえへんことやろ!」というくらいありえやんかも・・・。

ニュースを見ていると近年都会では、不審者対策のため「知らない人に声をかけない。」ことで防犯対策を行っているという内容の記事を読んだことがある。確かに防犯対策として知らない人にはあまり話しかけず、一定の距離を保つことは防犯にはなると納得もしたが、自身が暮らす地域の人とのある程度の交流は、防犯対策になるのではないだろうか。老人の孤独死問題では、一人暮らしの老人の話で、悲しい話も耳にするようになった。やはり、ある程度の交流は時としてそれが防犯になったり、早期発見に役立つ側面もあるように感じている。

引越しをする前は、ご近所付き合いをあまり意識したことがなかったように思います。ご近所付き合いから家庭内では、発見できない考え方や自家菜園についても、付き合わなければ得られないことの方が多かったことを知りました。

ここまで読んでいただきまして、ありがとうございます。

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